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コラム

今大注目!Podcastの世界

2021.11.10


■podcastって?


最近何かと注目されている音声サービス。radikoをはじめ、Voicy、Spotify、Clubhouseなどが登場し、
最近ではTwitterも「スペース」という音声サービスを開始しました。まさに音声サービス戦国時代
の様相を呈しています。利用者側も増えておりradikoユーザーが月間900万人(2021年5月時点)を
超えたことや、下記のアンケート調査でもPodcastの聴取者の増加が明らかにされています。
(https://media-innovation.jp/2021/01/27/podcast-report-in-japan-2020/)

聴取人口拡大の要因として、コロナ禍における在宅ワーク中のながら聴きがよく挙げられていますが、
その他の理由としてテレビやスマートフォンを通じた目から入る情報量があまりにも多く人間の情報処理に
限界がきているため、耳を使って情報を摂取するようになったのではないかと分析する方もいます。

そんな流行りの音声サービスの中でも今回は注目のPodcastをご紹介します。
Podcastとは、「iPod」と「broadcast」が組み合わさった造語で、音声などのデータをネット上に公開する
手段のひとつです。もちろん、名づけ上の話でアップル製品以外でも聴くことができます。
「Podcast」専用アプリを使用すると、さまざまなオーディオコンテンツや番組を探すことができ、
無料でオーディオコンテンツを聴取することができます。昨今では、ラジオ番組の見逃し配信の手段として
ラジオ局各社が番組HP上に番組をアップロードもしくは、アプリを使って番組を配信するパターンが増えて
います。ラジオ局が配信するプロクオリティの番組以外にも一般の人やタレントが配信しているものもあり、
幅広いオーディオコンテンツが用意されていることがPodcastの大きな魅力です。
コンテンツの更新情報を届ける「RSS」という仕組みを通じて、ネット上にアップロードした音声データを
自動で受け取れるようになっています。イメージとしては音声版ブログ・メールマガジン的なものに
近いかもしれません。

Podcastというサービス自体はだいぶ昔から存在しており、2005年頃に登場しました。日本国内では一旦熱量が高まるものの、同時期にブログが流行りPodcastは下火になってしまいます。一方、アメリカでは順調に利用者が増えPodcasterが登場するほど人気になりました。アメリカのコメディアン・ジョーローガンは人気Podcasterとなり、約33億円の広告収入を得たとされています。

 

 

■Podcastの聴き方・Podcastサービス一覧


Podcastサービスは、iOS端末にプリインストールされている「Apple Podcasts」や、Googleの
「Google Podcasts」、音楽系の配信サービスである「Amazon Music」、「Spotify」を起動して番組や
コンテンツをダウンロードすることで聴取が可能になります。もしくは、各ラジオ局や
個人サイトにアクセスして直接WEBブラウザ上で聴取することができます。
ポッドキャストサイトの一例をご紹介します。

・ニッポン放送
https://podcast.1242.com/

・文化放送
https://podcastqr.joqr.co.jp/

・AuDee
https://audee.jp/

・J-WAVE PODCAST
https://www.j-wave.co.jp/podcasts/
※有料

・TBSラジオクラウド
https://radiocloud.jp/hp/index.html

・POPEYE
https://popeyemagazine.jp/tag/podcast/

・朝日新聞
https://www.asahi.com/special/podcasts/

多くのラジオ局がポッドキャストサイトを運営しています。
また最近ではスピンアウト企画として音声コンテンツを用意する新聞や雑誌が出てきました。
多様な番組があるため、迷ってしまいますが自分だけのお気に入りの番組を見つけ出すことも
魅力かもしれません。

■次のyoutuber?podcaster 今後のpodcastについて


ポッドキャスト配信は誰でも行うことができます。
特に最近では、Podcastプラットフォームサービスを利用することで、
iTunes側に自動で登録してくれたり、録音・編集が簡単に行えるようになりました。
Podcastプラットフォームサービスの代表的なものとしては以下のものがあります。

・Anchor
・SoundCloud
・Blubrry

特にAnchor は2019年に音楽ストリーミングサービスを提供しているSpotify によって買収されました。
Anchorは、収益化のプログラムがあり、自分が編集したオーディオコンテンツの好きな位置に広告を
挿入して収益化できる仕組みがあります。(日本語の広告はまだ未対応)

YouTube、TikTokなどは動画を撮影する手間がありますが、音声は絵作りが必要なく誰でも簡単に
コンテンツを作れるため、今後Podcasterを目指す方が増えるかもしれません。
最近では、第1回ジャパンポッドキャストアワードで「コテンラジオ」という自主制作番組がSNSをきっかけに
大人気となり大賞を受賞しました。この作品の他にも、ジャパンポッドキャストアワードのノミネート作には
個人制作の番組が多く並んでいます。ここ数年で配信を始めた一般人が増えてきているようです。

このような動きの中でYouTubeもPodcast事業の強化を発表しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/98fb503a255410cd81327a482554f1478e63ae54
YouTuberの波に乗り遅れた方は、Podcasterの波に乗るといいかもしれないですね!

以上Podcastについてまとめてみました。

ラジオCMドットコムではPodcastに広告を配信するメニューもご案内可能です。
ご興味ある方はぜひコチラからお問い合わせください。