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コラム

ラジオに視聴率はあるの?

2020.12.28

どのくらいの人が番組をみているか数値化したものをテレビの場合は視聴率と呼びますが、
ラジオの場合は聴取率と呼びます。

スペシャルウイークなどと称して、首都圏では年6回偶数月に調査が実施されます。
中部圏は6・12月の年2回、関西圏は6・12月の2回です。他のエリアはライバルと言える局がない(複数存在しない)ため聴取率を調べる必要がありません。
調査期間中は各番組力を入れており、豪華なゲストを呼んだり視聴者プレゼントを実施したりします。
結果により番組の存続を左右するためです。過去、人気番組メインパーソナリティーが入院中に調査があり、翌改変期に打ち切りになったことがありました。

この個人聴取率を17年4カ月間首位でV100を達成したTBSラジオが『スペシャルウイークやめます』宣言をしました。2018年11月のことです。TBSラジオはプロ野球中継も2017年を持って撤退しています。ラジオは年間を通してナイターインとオフの2シーズンに分けて放送しています。そのナイターインをやめて、通常の番組で勝負に出たのです。確かにナイターを聴く層は限られていますし、一般層を幅広く拾うには賢明な判断と言えます。
ここにラジオ界TOPの挑戦が始まりまったわけです。

聴取率は各局(番組)の争いの指標になります。
ただ、このラジオ収入が減少しつつある今、互いに争っている場合ではないのもまた事実です。
そのため全国のラジオ局を横断して放送される番組もできました。2016年10月11日より放送が始まった
『サントリー天然水 presents 宇多田ヒカルのファントーム・アワー』は全国AM、FM、短波 民放ラジオ101局にてオンエアされたのです。2020年3月にも『WE LOVE RADIO、 WE LOVE MUSIC 桑田佳祐のお家でRADIO ~こんな時こそラジオでSMILE!~』が同様に101局で放送されました。
このように、局を超えてラジオ局は力を合わせてファンを増やそうとしているのです。

是非、皆様にも賛同を頂き、ラジオ業界を盛り上げていければと思います。

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